※価格を修正しました(2023/8/9)。
今回伺ったお店は「Trattoria UGO(トラットリア ウーゴ)」さんです。
長崎で正統派のイタリアンをコースで頂ける貴重なお店です。
食材は地物にこだわっております。
「Trattoria UGO」について
入口のイタリア国旗が特徴的です。
また、入口左上には屋号と素敵な絵がかけられています。
場所は以前紹介した
「折衷割烹 笹ゆり」さんと
同じ油屋町にあります。
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長崎ミシュランガイド掲載店【折衷厨房 笹ゆり(長崎市)】全国の旨い食材を扱う良店
※「営業時間」「金額」「施設情報」を修正しました(2024/5/15) 2019年に発表された「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版」にて初めて長崎の飲食店が掲載されました。 ※福岡・佐賀は ...
ミシュランガイドに掲載されている情報としては
長崎の特色を料理で表現したいと、主に地物の魚介を使うシェフ。素材を生かすことを第一に、本場の伝統レシピを独自にアレンジする。一皿ごとの完成度を高めるため、供するのはコースのみ。夏から秋の名物は対馬産穴子の炭火焼。イタリアの魚醤、コラトゥーラに柑橘の果汁を加えたソースで味わう。
(ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版)
料理の評価 | ミシュランプレート |
快適度 | 快適 |
住所 | 長崎市油屋町1-10 お店に行く |
電話番号 | 095-829-2648 |
営業時間 | 18:00~21:00 (L.O.) 21:00~(ワインタイム) |
価格帯(夜) | 税込11,000円 |
休日 | 日曜(月祝の場合は除く)、祝日の月曜 |
施設&サービス情報 | 完全禁煙、要予約、興味深いワイン |
営業時間や価格帯等、ミシュランガイド掲載時と内容が変わっているものは変更しております。
18:00~21:00は通常の営業、21:00~はワインタイムとなります。
ワインタイムについてはまた後程案内します。
また支払いは現金だけでなくカードでも支払いできるようです。
ポイント!
- 要予約です!
- コースのみの提供です。
- 21時からはワインタイムがあります。
2020年10月下旬のコース
2020年10月下旬に2人で伺いました。
要予約ということで5日程前に予約しました。
コースは7,500円(税別)のみです。
※追記⇒現在(令和5年(2023年)8月現在)は11,000円(税込)のみとなっているようです。
イタリアンのコース料理はあまり食べなれないのですが、下記のような順番になります。
- ストゥッツキィーノ(突き出し)
- アンティパスト(前菜)
- プリモ・ピアット(パスタなどのメイン料理)
- セコンド・ピアット(魚や肉などのメイン料理)
- ドルチェ(デザート)
しかし、まず友人を待つ間ワインを一杯出していただき、そのときにおつまみを出していただきました。
『小烏賊のフリット』です。
「セモリナ粉」というパスタに使う粉を付けて揚げて塩で味をつけています。
居酒屋でいうところのお通しのようなものでしょうか。
揚げたてで美味しくすぐ食べ終わりました。
さて、いよいよコースの始まりです。
ストゥッツキィーノ(突き出し)
今が旬で出回っている渡り蟹(ワタリガニ)のほぐした身とシャインマスカットを一緒に食べます。
また、下にはリコッタチーズ、そして魚介類と合わせることが多いハーブであるディルも添えられています。
甘味のあるシャインマスカット、ほんのりと甘いリコッタチーズ、そして濃厚な味わいであるワタリガニ。
上品に仕上がりとても美味しくいただきました。
ワインはオレンジワインを合わせました。
アンティパスト(前菜)
『長崎産モチウオの炙りと地野菜』です。
手前にあるのが「モチウオ」奥にある魚は「しめ鯖」です。
コリアンダーシードを砕いたソースが添えらています。
また、下にはオクラのソースがあります。
ネバネバですが、とくにしめ鯖と合いましたよ。
また、魚の下には皮も食べれる黒イチジクに茄子もあります。
ワインはチリのシャルドネを。
プリモ・ピアット
『長崎産サバとバジルのパスタ』です。
果肉はライムの果肉が乗っています。
セコンド・ピアット(魚)
『長崎産タチウオ(太刀魚)のインボルティーニ』です。
「インボルティーニ」とはイタリア語で「包む」とか「巻く」という意味があります。
巻いてローストしたり煮込んだりする料理です。
「タチウオ」には野菜などが色々と一緒に巻いてありローストしてあります。
分厚いズッキーニにはミントが添えられています。
セコンド・ピアット(肉)
『長崎産鹿肉のインパデッラ』です。
「インパデッラ」はフライパンのことで、フライパンを使った料理ということになります。
この鹿肉、かなり綺麗な処理をしていますがしっかりと野性味が残っています。
魚にしろ獣肉にしろやはり骨に近い部分は美味しいですよね。
ちょうど骨がある部分、旨みにあふれてましたよ!
スペルゴラというブドウ品種を使ったワインと合わせました。
ドルチェ(デザート)
『栗と黒糖のタルト コーヒーアイス添え』です。
タルトもアイスも美味しすぎます。
全然甘ったるくなく、ほどよい苦みも残しつつ、大人なドルチェでした。
通常、イタリアンではドルチェのあとにエスプレッソを飲むことが多いそうですが、このコーヒーアイスがあることでエスプレッソ飛ばして食後酒に行けました(笑)
飲み物のメニュー
飲み物メニューです。
今回は2人で行きましたのでワインはボトルで頼まずグラスワインで注文していきました。
ソムリエさんがいますのでソムリエさんに相談しつつ料理に合うワインと合わせて飲めますよ。
ポイント
- 飲み物は自分のペースで!
- ワインはボトルだけでなくグラスワインで注文できますよ!
- ソムリエさんも常駐しています!
ワインタイム
看板には気になる情報が…
ディナータイムはわかります。ミシュランガイドにも掲載されていましたし。
しかし、ワインタイムとは…??
注意書きに必ず事前にご連絡下さい!!とありましたので別の日に二次会として行ってきました。
男ばかり6人で行ってきました!
ワインタイムとは…
- ワインを楽しむ時間
- 料理は1品~3品(1~2品が多いそう)でます。
- 料理に関してはお客さんを見てシェフが出してくれるそうです。
(食べるかどうか、年齢、性別など) - しかし、ある材料での提供となりますのでコース料理のようにはいきません。
まずワインをボトルで一本
こちらのワインには下記の料理を出していただきました。
『そば粉のガレット』です。
クルミをまぶしたブルーチーズ、栗の渋皮煮が添えられています。
次のワインはオレンジワインを。
このワインには…
『鯖のリエット・スダチの果肉を乗せたバケット』です。
スダチが脂の乗った鯖をスッキリさせてくれます。
最後に飲んだワインは
こちらには
『鹿肉』の料理が。
その日のメイン料理で残った材料で提供いただきました。
ワインタイムとは
- ワインを楽しむ時間
- 必ず事前に電話で確認を
- 料理はその日に残った材料で少し出たりします
コース料理、ワインタイム、そしてお店の感想
「特に食材は地物で」とこだわったお店のコース料理。
色々と迷いながら今のスタイルになったそうです。
色んなイタリアの郷土料理や地方の料理を提供していたこともあるそうです。
今はイタリア料理のエッセンスを長崎の食材を使い表現しているようです。
ワインタイムも大人な二次会を楽しみたい方にはぜひ。
しかし、悪酔いしたり管を巻くような飲み方だけは気を付けてくださいね。