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日本の祝日はどんな種類があってどんな意味があるの?そんな疑問に答えます!

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今年、令和2年は4年に一度のオリンピック年でした(来年に延期となりましたが)。
開催地は、我が国日本の首都・東京であります。
オリンピックが開催される前提で、開会式及び閉会式の日程上祝日の日程が変わりました。

多くの日本人にとって祝日とは
「仕事が休み」、「連休が増える」もしくは「多忙日が増える」
といった位置付けかもしれません。
しかし、祝日の制定日には日本の歴史が大きく関係しております。
今一度、祝日の歴史、意義などに思いを馳せていただきたいと思います。

戦後の祝日の歴史:概要

昭和23年

「国民の祝日に関する法律」(通称:祝日法)が定められました。

はじめは9日間(元旦、成人の日、春分の日、天皇誕生日、憲法記念日、こどもの日、秋分の日、文化の日、勤労感謝の日)の祝日が制定されました。

昭和41年

祝日が3日追加され12日間(建国記念の日、敬老の日、体育の日)となります。

また、平成になって16日間(天皇誕生日→みどりの日→昭和の日、みどりの日、海の日、山の日、天皇誕生日)となりました。

昭和48年

「祝日法」改正がおこなわれ、「国民の祝日が日曜日にあたるときは、その翌日を休日とする」(通称:振替休日)と定めらました。

平成12年

曜固定祝日制度(通称ハッピーマンデー)が順次採用されます。

同年に「成人の日」、「体育の日」が各月の第2月曜日に、平成15年から「海の日」、「敬老の日」が各月の第3月曜日となりました。

祝日の種類について

大きくわけて3つに大別できます。

①祭日に基づく祝日
②国家にちなむ祝日
③人生に伴う祝日

以上の3つであります。

①祭日に基づく祝日

「祝日法」のなかにみえる「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、「祖先をうやまい、亡くなった人を偲ぶ」祝日であります。
つまり日本の自然をたたえた祝日という位置づけだと考えられます。

1.【元旦】(1月1日)…お正月。年のはじめを祝う日。

2.【春分の日】(3月21日(閏年は20日))…自然をたたえ、生物をいつくしむ日。

3.【秋分の日】(9月23日(閏年は22日))…祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ日。

4.【勤労感謝の日】(11月23日)…勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝し合う日。
※かつての新嘗祭(その年の新米を神様にお供えし、その年の収穫を感謝する祭)の日であります。全国の神社では今でもこの日に新嘗祭を執り行っております。

5.【みどりの日】(5月4日(平成17年より))…自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。

②国家にちなむ祝日

国家とはいったい何でしょうか。
我が国、日本においては国号「日本」・国旗「日の丸」・国歌「君が代」であります。
日本は2600年以上の歴史があります。
その歴史を振り返ってみましょう。

※国歌「君が代」の本となった和歌を紹介します。
わがきみは 千代に八千代に さざれいしの いはほとなりて こけのむすまで /読み人知らず(古今和歌集)

6.【建国記念の日】(2月11日)…建国をしのび、国を愛する心を養う日。
※かつての紀元節であります。
初代天皇、神武天皇が橿原の地で即位した日であります。

7.【文化の日】(11月3日)…自由と平和を愛し、文化をすすめる日。
※かつての明治節の日であり、明治天皇の誕生日でもあります。
明治天皇は「神武創業への回帰」という明治維新の基本精神により強い天皇像を求められました。
そのため、私たちがイメージする明治天皇は軍服を着たイメージでありますが、本来は和歌などに長ずる文化人でもありました。
目にみえぬ 神に向かひて はぢざるは 人の心の まことなりけり
明治天皇御製でもっとも有名な歌の一つであります。

8.【海の日】(7月20日に一番近い第三月曜日)…海の恩恵に感謝し、海洋国家日本の繁栄を祝う日。

9.【昭和の日】(4月29日)…激動の日々を経て復興を遂げた昭和の日々を顧み、国の将来に思いをいたす日。

10.【天皇誕生日】(2月23日)…天皇のお誕生日を祝う日
→平成30年までは12月23日でした。

11.【憲法記念日】(5月3日)…日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日。

12.【山の日】(8月11日)…山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。

③人生に伴う祝日

人生とは何でしょうか。人によってその答えは異なると思います。
日本における人生儀礼として「冠婚葬祭」が挙げられます。
冠は成人になる加冠の儀、婚は家庭を持つ結婚の儀、葬は死者を送る葬儀、祭は祖先を祀る祭儀を指します。

13.【こどもの日】(5月5日)…こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日。

14.【成人の日】(1月15日に近い第2月曜日)…おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます日。

15.【敬老の日】(9月15日に近い第3月曜日)…多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日。

16.【スポーツの日】(10月10日に近い第2月曜日)…スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う日。
→令和元年まで【体育の日】でした。
また、10月10日は昭和39年の東京オリンピックの開会式の日でした。

東京オリンピックにおける祝日の変更

令和2年

今年、令和2年は東京オリンピック開催となっていたため、開会式及び閉会式の日程により一部祝日の日程が変更となりました。

・海の日→7月23日(木)
・スポーツの日→7月24日(金)、東京オリンピック開会式の日
・山の日→8月10日(月)、東京オリンピック閉会式の翌日

令和3年

来年に開催がずれたため、来年も令和2年の変更に即した形で一部祝日の日程が変更となる予定です。

・海の日→7月22日(木)
・スポーツの日→7月23日(金)、東京オリンピック開会式の日
・山の日→8月8日(日)、東京オリンピック閉会式の翌日

※【山の日】に関していえば、令和2年に即した変更であれば8月9日(月)の予定でした。
しかし、
「長崎において8月9日は原爆の日であり、祈りの日である。
この日を祝日とすることはふさわしくない」
と長崎出身の国会議員の働きかけにより「8月8日(日)が山の日、翌9日は振替休日」となります。

まとめ

簡単ではありますが、
・戦後の日本の祝日の歴史について
・各祝日の意味について
を述べました。
ただ、「休みだ、嬉しいな」「休みだ、仕事忙しいな」と思うのではなく、今一度どういった理由で祝日が制定されたのか思いを馳せていただきたいです。

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